キャラクターの大きさを変えて巨人や小人を表現したいと思ったことはありませんか?
そして巨人や小人というプロンプトで画像を生成してうまく行かなかったことはありませんか?
はい、私もそうでした。
うまく画像生成が出来なかった私でも簡単に巨大化や小さくすることが出来た方法があったんです。
画像生成Aiは膨大な学習データから入力されたプロンプトで画像を生成します。
この基本原則により、学習していない画像の生成は難易度が高いです。
例えば、列車の画像は
列車=線路を走るもの、地上の乗り物、複数車両を牽引する乗り物とAiが学習していると空を浮かせたり、宇宙を走らせたりということは難易度があがります。
今回は日常ではありえませんが、誰もが見たことのある画像を再現していきます。
イラストやアニメではお馴染みの表現のキャラクターの大きさ(サイズ)をコントロールする方法をご紹介します。
キャラクターを巨大化させる
こんな画像が自由に作れる方法がわかります!
おっきくなっています。
一度は誰もが考える、巨大化ですが簡単には大きくなりません。
キャラクターだけでは大きいかどうかがわからないためです。
巨大化させるためには、被写体と比較対象があって初めて被写体が大きく見えることが前提になります。
大きさの象徴となる被写体と混ぜる
単語一つで大きさがわかるような被写体を考えてみましょう。
巨人:giant,colossus,great man
小人:dwaft,pygmy,child,small man
プロンプトによっては別の捉え方をされる場合があるので注意が必要です。
これらのプロンプトで画像を生成しても大きさが伝わらない画像になります。
求める結果にはなりませんでした。
左は巨大美女、右は小人美女を狙ったのですが、別の解釈をされたようです・・・・。
これは大きさが大きいとなるときに比較するものがないため見た目でわかりにくいですよね?
この問題を解決するために比較対象となる背景のプロンプトを追加します。
また大きさを示すプロンプトを修飾語ではなく、融合させる表現に変えます。
head to toe は頭からつま先までというプロンプトですが、
全身が見切れることが多々あったので繰り返ししています。
giant woman hybrid,
cityscape model background, small model
街並みの模型の背景、小さな模型
dwaft woman hybrid,
tall flower garden background
大きな花園の背景
プロンプトの説明です。
hybridのプロンプトを使い女性の大きさを融合させたものに寄せてコントロールします。
また背景に女性の大きさと逆のものを指定することで大きさの表現を強調します。
これだけだとイマイチ伝わりきらないのでサイズ感を比較するプロンプトを追加します。
taller than ~~~
どうでしょうか、もともと大きいもののイメージがあるものに対して比較するプロンプトを追加すると
よりわかりやすく大きくなりましたね。
画像の種類によっては効果が薄くなる
イラストやアニメなど非現実的な画像を生成する場合は効果が出やすいです。
これは想像の中での画像を生成するため、制約が少なくなるためです。
concept art や fantasy artなどのプロンプトを追加することで再現率が高まります。
現実的な写真、Photo realisticなどのプロンプトを使用する場合は効果が薄くなる傾向にあります。
そんな場合にはconcept artやfantasy artなどのプロンプトを追加することを試してみてください。
プロンプトを強調する
比較対象などを記載したときに思ったほど効果がない場合にはプロンプトを強調する方法があります。
プロンプトを強調する方法としてはプロンプトを()で囲んだり、(プロンプト:1.4)の記載を行うことで強調出来る画像生成AIが多いです。
()で囲むと1.1倍の強調、(())で囲むと1.1×1.1=1.21倍の強調、(プロンプト:1.4)と記載すると1.4倍の強調となりますが、LeonarodAiでは()の囲みは効果がないと言われています。
Leonardo.Aiでは()は効果がないと言われていますが、同じプロンプトを繰り返すことで強調となる傾向があります。
Leonardo.Aiでプロンプトの効果が薄い場合は同じプロンプトを複数回記載すると効果が出る場合があります。
smaller than flowerのプロンプトを追加
smaller than flowerのプロンプトを2回記載
このように強調することで効果が増すことがあります。
プロンプトを強調する方法
- プロンプトを()で囲む
- プロンプトを繰り返し記載する
まとめ
被写体の大きさをコントロールするには被写体と背景、または他の被写体との関係性が重要!です
強調して表現するためには被写体と背景は逆の大きさを表現するのが効果的です。
被写体と大きくする=背景は小さいものに変換した表現にする
街と表現するより街の模型と表現することでより街が小さいものとなります。
また〇〇より大きい(小さい)という表現を付け加えることでより、効果的に表現できます。
ぜひ、この技術を使って個性的な作品を生み出してみてください。
今回は無料で使えるLeonardo.AiとSeaArtAiで画像を生成しています。
それぞれの使い方などを紹介しています。ぜひご覧ください。
おまけギャラリー:色々なものの大きさを変えてみた作品集です。
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