Aiイラストを作るときに画風やスタイルをプロンプトで表現するのって簡単そうにみえて難しくありませんか?
やりたいことは人物の描写や構図だったりするのに画風に時間を割かれて気づいたらトークンが減っていたなんてこともありますよね?
そんな画風やスタイルをプロンプトで作ることなく、
Elementsで選択するだけの新機能が登場したので使っていきましょう。
Elementsによる違いや組み合わせたときの注意点も実際に作った画像と共に掲載しています。
使い方を覚えて、Aiイラストを存分に楽しみましょう!
Elementsの設定と使い方
Elementsを追加するには画像生成の画面からAdd Elementsを選択するだけとなります。
目立つ場所にあるのですぐ気づきます。
![Elementsの選択](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Elements-800x165.jpg)
画面が切り替わるので使いたいElementsをクリックしてConfirmで設定します。
![](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Elements選択-800x526.jpg)
ポイント
Elementsは0~4つまで設定ができる
Modelによっては使えないElementsがある
Elementsの反映度合いを調整することが出来る
特徴的なPixle ArtのモデルではElementsは使用できない
Elementsの種類と特徴
Elementsの種類と使用可能なモデルを抜粋して紹介していきます。
ご自身で試してみてもいいですが、すべてを試そうとすると時間とトークンを消費するので参考になさってくださいね。
今回のAiイラストの生成条件はこちらです
プロンプト
1cat , helm, armor, ultra detailed cute face, full body, head to toe, relief
ネガティブプロンプト
badly generate, badly face
シード値は固定
画像サイズはモデルの標準
Elementsの強度は標準の1.0
Elementsを使用しなかった場合の画像はこちらです。
Model:Leonardo Diffusion
モンスターハンター NOWがリリースされた直後でアイルーをイメージしてみたものです。
![鎧をまとった猫 エレメントなし](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/orijinal-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 エレメントなし2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/orijinal-2-800x1040.webp)
Surreal Collage
限られたモデルで使用できるエレメント。
Vintage style Photography・ Loenardo Diffusion・Leonardo Selectなどで使用が出来ました。
説明では超現実的なコラージュと記載がありますが、質感に変化が出ています。
![鎧をまとった猫 Surreal Collage1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Surreal-Collage-800x800.webp)
![鎧をまとった猫 Surreal Collage2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Surreal-Collage-2-800x800.webp)
Baroque
主要モデルでの使用が可能なLoRA
バロック調の装飾が施されるのが大きな特徴、豪華なイメージを感じます。
![鎧をまとった猫 バロック1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Baroque-2-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 バロック2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Baroque-800x1040.webp)
Biopunk
様々なモデルで使用可能なエレメント。
鎧の質感は滑らかになっています。猫の要素がなくなっています。
バイオテクノロジーの要素が入るようなのでSF向けの題材に向いているようです。
![鎧をまとった猫 バイオパンク1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Biopunk-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 バイオパンク2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Biopunk-2-800x1040.webp)
Celtic Punk
様々なモデルで使用可能なエレメント。
鎧の描写など中世をイメージさせる描写になっています。
ファンタジージャンルの雰囲気を演出するには向いていると思います。
![鎧をまとった猫 ケルトパンク1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Celtic-Punk-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 ケルトパンク1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Celtic-Punk-2-800x1040.webp)
Coloring Book
限られたモデルで使用できるエレメント SDXL 0.9で使うことが出来ました。
塗り絵のページを簡単に作成できる。
アウトラインとグラデーションで描写されます。
出力される絵もイラストの度合いが強く出ています。
![鎧をまとった猫、塗り絵風1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Coloring-Book-2-800x600.webp)
![鎧をまとった猫、塗り絵風1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Coloring-Book-800x600.webp)
Crystalline
様々なモデルで使用可能なエレメント。
鉱物の要素が強く反映されるようです。猫はいなくなりました・・・・。
![鎧をまとった猫 Crystalline1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Crystalline-1.0-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 Crystalline1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Crystalline1.0-800x1040.webp)
Ebony & Gold
様々なモデルで使用可能なエレメント。
黒と金のコントラストを強調するような画風です。
![鎧をまとった猫 Ebony & Gold1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Ebony-Gold-2-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 Ebony & Gold2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Ebony-Gold-800x1040.webp)
Fork Art illustration
限られたモデルで使用できるエレメント SDXL 0.9で使うことが出来ました。
民族芸術のイラストを生成、特徴が強調されたような手書き風の絵が出力されました。
![鎧をまとった猫 Fork Art illustration1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Folk-Art-Illustration-2-800x600.webp)
![鎧をまとった猫 Fork Art illustration2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Folk-Art-Illustration-800x600.webp)
Gingerbread
様々なモデルで使用可能なエレメント。
ジンジャーはショウガなのでしょうか?茶色で出力されました超合金のようなテイストです。
![鎧をまとった猫 Gingerbread1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Gingerbread-2-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 Gingerbread2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Gingerbread-800x1040.webp)
Glass & Steel
様々なモデルで使用可能なエレメント。
未来的なガラスとスチールをテーマにした要素で宇宙服のような出力がされました。
題材を宇宙とかにしたときは良さそうです。
![鎧をまとった猫 Glass & Steel1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Glass-Steel-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 Glass & Steel2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Glass-Steel-2-800x1040.webp)
inferno
様々なモデルで使用可能なエレメント。
炎を煙を予感させる、地獄の要素と説明書きの通り、可愛らしさは全くありません。
![鎧をまとった猫 inferno1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Inferno-2-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 inferno2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Inferno-800x1040.webp)
ivory & Gold
様々なモデルで使用可能なエレメント。
白と金をベースにした画像が出力されました。
鎧や騎士などの描写をするときに使うとかっこいい絵を出力しそうです。
![鎧をまとった猫 ivory & Gold1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Ivory-Gold-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 ivory & Gold2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Ivory-Gold-2-800x1040.webp)
Kids illustration
限られたモデルで使用できるエレメント SDXL 0.9で使うことが出来ました。
可愛くてシンプルなイラストが出力されました。絵本やお子様向けのイラストに向いていそうです。
![鎧をまとった猫 Kids illustration1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Kids-Illustration-2-800x600.webp)
![鎧をまとった猫 Kids illustration2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Kids-Illustration-800x600.webp)
Lunnar Punk
様々なモデルで使用可能なエレメント。
健康的なパンクの要素を追加した 月と宇宙の雰囲気と説明書きがありました。
まるで宇宙飛行士かガンダムかといった雰囲気です。
ロボット描写が得意かもしれませんね。
![鎧をまとった猫 Lunnar Punk1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Lunar-Punk-2-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 Lunnar Punk2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Lunar-Punk-800x1040.webp)
Pirate Punk
様々なモデルで使用可能なエレメント。
これはすごく名前と出力のイメージが結びつきやすいエレメントです。
海賊ミックスといっていいと思います。RPGのキャラクターに出てきそうです。
![鎧をまとった猫 Pirate Punk1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Pirate-Punk-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 Pirate Punk2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Pirate-Punk-2-800x1040.webp)
Tiki
様々なモデルで使用可能なエレメント。
Tikiの全てが好きですか?この要素があなたにぴったりと説明にはあるのですが
特徴をつかみきることが出来なかったエレメントです。
![鎧をまとった猫 Tiki1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Tiki-2-800x1040.webp)
![鎧をまとった猫 Tiki2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Tiki-800x1040.webp)
Toon & Anime
限られたモデルで使用できるエレメント SDXL 0.9で使うことが出来ました。
漫画とアニメのコンボ要素と説明書きのとおりのイラストが出力されます。
![](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Toon-Anime-2-800x600.webp)
![](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Toon-Anime-800x600.webp)
Elementsの強度を変える
Elementsは重み(反映度)を調節することができます。
数値を小さくすればエレメントの影響を弱く、大きくすれば影響を強くします。
重みづけはエレメントのWeightで調節します -1.0~2.0の間で設定できます。
マイナスはネガティブプロンプトの考え方で要素を反映したくない場合に使います。
![エレメントの反映度合いが調節できる](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/重みづけ-800x245.jpg)
同じエレメントで数値を変えた場合を見てみます。
クリスタルラインのエレメントで重みを変えたものが次の画像です。
![](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Crystalline-0.5-800x1040.webp)
![](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Crystalline1.0-800x1040.webp)
![](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/Crystalline2.0-800x1040.webp)
重みを大きくしてプロンプトからかけ離れた場合はWeightを調整してみるといいでしょう。
重み2.0はなんだかよくわからない画像が出てきてますねw
Elementsの組み合わせ
0~4つまでのエレメントを組み合わせることが可能ですが
基本的には要素の合計値を1.0になるように使います。
![](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/重みづけ1.0合計-800x280.jpg)
エレメントの要素をそれぞれ設定することで反映度合いを調整します。
![4つのエレメントを組み合わせた画像1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/4mix.jpg)
![4つのエレメントを組み合わせた画像2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/4mix-2.jpg)
プロンプトは複雑にせずともエレメントの組み合わせだけで出力される画像が大きく変わる
要素を強くしすぎた場合には画像が崩壊しすることがあります。
エレメントを4つ選択してすべてのウェイトを2.0にすると・・・・
![4つのエレメントのウェイトを2.0にした画像1](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/4max.jpg)
![4つのエレメントのウェイトを2.0にした画像2](https://aipythonjourney.net/wp-content/uploads/2023/09/4max-2.jpg)
このようになんだか分からない物になります・・・・。
Elements まとめ
プロンプトで画風やスタイルを表記しなくともElemetsをつかうと簡単にイラストの雰囲気がかわります。
雰囲気や画風のプロンプトに頭を悩ませることはなくなりますね。
Leonardo.Aiは無料でほとんどの機能が使えるツールです。
このサイトでは難易度の高い画像を作るプロンプトの考え方などを発信しています。
画像生成のヒントになれば幸いです。
Leonardo.Aiの使い方についてはこちらで纏めています。
詳細記事のリンクもこちらに纏めていますのでぜひご覧ください。
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