Leonardo.Ai 基本編1 構図のプロンプト

Leonardo.Ai
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こんにちはLeonardo.Aiを無料でどこまで使えるか研究しているAi画像研究員「のぼりき」です。

Leonardo.Aiを使っているときに思った通りの構図にならないときがあります。

キャラクターの全身を描きたいのに全身を表示してくれない。

キャラクターの上半身を描きたいのにうまく書いてくれない。

プロンプトのやり直しているうちにトークンが無くなってしまうということも・・・・。

そんなときにこの方法を使えばトークンを有効活用しながら画像を生成することが出来ます。

今回は人物像を描く際のプロンプトをどのようにすればいいのかに焦点を絞って解説していきます。

この記事を読んでわかること
  • キャラクターのフレームに対してのサイズを変更することが出来ます。
  • プロンプトの配置によって出力結果に影響を及ぼすことがわかります。

はじめに Leonardo.Aiの特徴

Leonardo.Aiはプロンプトに対して全体の調和を図ろうとする傾向が強いです。

特定の被写体に対しての指示が他の被写体に対しても反映される傾向があります。

そこで今回はシンプルなプロンプトにして構図がどのように変化するのか?を見ていきます。

ここで注意しなければいけない点があります。

確実に求める結果になるとは限らないということです。

今回、使用している言葉は、Leonardo.Aiに機能として組み込まれているかは不明のため、確実に求める結果が得られるとわけではありません。

その言葉によって求められる傾向があるということと組み合わせる他のプロンプトの影響を受けて別の結果がでるということもあります。

今回はプロンプト同士の影響を最小限にするために元のプロンプトは極力シンプルにして生成していきます。

ベースのプロンプト

masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic
傑作、超詳細な若いサイボーグメイド、超現実的

ベースのプロンプトで出力された結果がこちらです。

体を機械にしてサイボーグ感を演出していますが、顔はほぼ人間です。髪飾りが機械なのもそれっぽい。

被写体のフレームの中での大きさを変える

フレームの中での被写体の大きさ(カメラと被写体との距離)に影響する言葉を追加していきます。

カメラと被写体が近ければクローズアップ(寄り)に、遠ければロングショット(引き)となります。

引きの雑学

「ドン引きする」が転じて「引く」と同様に活用する動詞となった表現のことで、「ドン引き」は「引く」を強めた言い方であり、他人の言動に対して興ざめする・しらける・軽い嫌悪感を抱くといった意味合いで用いられる言葉になります。

発言した人からさぁっと人が離れていく様子が想像できますね。

bust-up shot : 胸から上を写したショット

「Bust up shot」は、一般的には「バストアップショット」と表記され、写真や映像などで人物の上半身や胸部分をアップで撮影したものを指します。

プロンプト1

masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic,bust-up shot

bust-up shot

サイボーグメイド 上半身

オリジナル

サイボーグメイド

元のプロンプトに対して同じ構図で出力されました。

プロンプト2

masterpiece, ultra detailed bust-up shot of a young cyborg maid, hyper-realistic

bust-up shotをプロンプトの前のほうに持ってきます。影響度が強まるはずです。

bust-up shot 前方

bust-up shot 後ろ

サイボーグメイド プロンプトを前
サイボーグメイド プロンプトを後ろ

結果は変わりませんでした。このことからデフォルトの構図は胸から上となることがわかります。

cowboy shot :モモ・腰あたりから上を写したショット

「カウボーイショット」とは、被写体のウエストレベル付近から上半身が映される形になります。

ウエストから上の部分がフレーム内に収められ、カウボーイのような姿勢や全身の動きを強調するのに用いられます。

こちらは全く機能しませんでした。位置を入れ替えると多少は体を出力しましたが、ももや腰といったところからは描いてくれません。

プロンプト

masterpiece, ultra detailed young cyborg maid, hyper-realistic, cowboy shot

しかし出力した画像は面白いものを出力したので貼っておきます。

プロンプト後半に記載

サイボーグメイド カウボーイ風

メイドの修飾語として

サイボーグメイド カウボーイ風

プロンプト前半に記載

サイボーグメイド カウボーイ風

プロンプトの前のほうに記載したものが少し引きの画像を出力しましたが

カウボーイスタイルになっています。

やりたかったことはこういうことではないのでボツです。絵としては悪くはないです。

face shot :顔のアップ

「フェイス ショット」は、一般的には顔の写真や撮影されたショットを指す表現です。

これは、ポートレート写真、自撮り写真、または顔のクローズアップなどがあります。

プロンプト

masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic, face shot

face shot

顔のアップ

オリジナル

オリジナル

こちらは顔がアップになっています。有効なプロンプトということになります。

long shot :被写体の全体が見える絵

ロングショット は被写体の全体が見えたり、被写体が周辺環境で小規模に見えるショットのこと。

プロンプト

masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic, long shot

long shot

ロングショット

オリジナル

オリジナル

引いていますが、long shotと言えるほど全身が描かれていません。

full body :被写体の全体像を写す画

「フルボディ」とは、被写体の全身を撮影することを指します。

full body または full body shot で表現ができます。

プロンプト1

masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic, full body

プロンプト2

masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic, full body shot

プロンプト3

masterpiece, full body shot, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic

プロンプト4

full body shot, masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic

プロンプトの位置を変えて出力した結果がこちらです。

プロンプト1

Full Body

プロンプト2

full body shot

プロンプト3

full body shot

プロンプト4

full body shot

非常に残念な結果です。全身の描写をしてくれないばかりか、見切れてしまっています。

出力後の画像からUnzoom Imageで構図を引くことで補うことはできます。

1回で出力できないのは何とも歯がゆいです。

背景を追加する

Leonardo.Aiではプロンプトに対して全体の調和を図ろうとする傾向があります。

前出のプロンプトでは被写体が単体であることから引きのプロンプトに対して寄っています。

では背景のプロンプトを追加したら全体が引き気味になると予測して背景をプロンプトに追加します。

背景はあくまでサブ要素なのでプロンプトの後ろのほうに追加します。

プロンプト

masterpiece, full body shot, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic, castle background

full body,背景追加

full body shot,背景追加

オリジナル

オリジナル

ついに全身が出力されました。ただし引きすぎのような気もします。

medium shot :被写体の腰から上を写す

背景と全身の組み合わせで引きが表現できるようになりましたが、寄りはどうなのか見ていきます。

まずはmedium shotを追加してみます。

ミディアム ショットは、被写体を胸から腰のあたりに切り取ったショットのことを指します。

プロンプト

medium shot, masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic, kitchen background

medium shot

medium shot

full body shot

full body shot

背景があった場合のほうが被写体に対して構図が効きやすいです。

腰から上の絵を出力しました。

face shot :顔のアップ

引きは背景を追加することでうまく表現できました。

寄りの場合はどうなるか見てみます。

プロンプト

face shot , masterpiece, ultra detailed a young cyborg maid, hyper-realistic, kitchen background

背景あり

Face shot背景あり

背景なし

Face shot 背景なし

背景を追加したほうが若干引いています。

顔のアップなので背景自体は入れてもあまり意味がないのでアップの際には背景は必要ありません。

顔のアップに対して背景があることで全体の絵としては、ぼやけた感じになってしまっています。

構図に関するプロンプト その他

一般的にカメラワークで使用される寄りや引きに関する言葉をプロンプトとして一覧で表記しています。

Leonardo.Aiの効き具合も記載していますので参考にしてみてください。

ただし被写体によっては効果があったり、なかったりしますのでご注意ください。

プロンプト   日本語訳    効き具合背景効果    備考
Bust up shot胸から上デフォルトと同じ胸から上
cowboy shot腰から上プロンプト前方で少し▲胸から上カウボーイスタイルが反映
face shot顔のアップ効果あり少し引く
long shot全身胸から上腰から上
full body全身腰から上前方記載で効果アップ、見切れがち
medium shot上半身胸から上半身
wide shot全身腰から上腰下から上
close-up大きく映す対象に寄る対象に寄るclose-up of 〇〇〇 で使用
Extreme close-up一部を大きく写す対象に寄る対象に寄るExtreme close-up of 〇〇〇
head to toe頭からつま先上半身全身背景full body記載する効く
被写体により効果が変わりますので調整しながらお使いください。

Extreme close-up of 〇〇〇 はぜひ一度お試しいただきたいです。

Extreme close-up of eye

Extreme close-up of eye

引きの絵では見えなかったサイボーグの隠れた一面が見えた気がします。

full bodyで見切れた際のリカバリー方法

full bodyで出力した場合に見切れてしまうことがありますが、生成された画像を元に簡単に引きの画像を出力して品質を上げることができます。

またプロンプトを変えるとランダム要素でキャラクターの詳細が変わってしまうこともあります。

髪型や衣装や体の向きなど。

気に入った画像が見切れていた場合のリカバリー方法は次の手順で行えます。

  1. 出力された画像を Unzoomed Image で引きの画像を出力する
  2. 追加された場所は画像が不自然な状態になっているのでUnzoomede Imageを表示させた状態でAltemate Upscalede Image で画像の質を上げる

上記の処理で調整できますのでぜひお試しください。トークンはそれぞれ5トークン消費しますので合計10トークンが必要になります。

オリジナル

オリジナル

上下が見切れている

Unzoomed Image

Unzoomed Image

追加された目が不自然

Altemate Upscalede Image

Altemate Upscalede Image

追加されたところが自然に

キャラクターのサイズを変える まとめ

キャラクターの大きさについて、プロンプトがどのように影響するのかを調べました。

ポイント
  • キャラクターのフレームに対してのサイズを変更するプロンプトの種類。
  • プロンプトの記載場所によって出力結果が違う。
  • 背景を追加するとよりサイズのプロンプトがより濃く出力される。
  • 同じキャラクターで引き絵を出したいときはUnzoomed Imageを使う。
  • 画質が低品質場合はAltemate Upscalede Imageで画質を上げることが出来る。

これを抑えておくことで何度もプロンプトを修正するなくイメージした絵に近づけることが出来ます。

ぜひご活用いただけると嬉しいです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

おまけギャラリー ※今回は面白画像が出てきませんでした・・・・。

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