今日のテーマは日本が誇る新幹線を宇宙空間で走らせるです。世界各地で鉄道は活躍しています。
そんな鉄道の中でも中年おじさんの夢のある鉄道といったら銀河鉄道999です。
Leonardo.Aiで宇宙を走る新幹線に挑戦しようとした結果・・・・。
宇宙に新幹線が飛び立つことが出来なかった失敗となぜ新幹線が宇宙を走ることが出来なかったのか！
新幹線が宇宙を走るためにはどうすればいいのかを紹介していきます。
今回は非現実的な画像を生成するコツとプロンプトのテンプレートの紹介となります。
色々な画像を生成するのに応用できる方法になるので是非使って見てください。
結論：Leonardo.Aiでは新幹線は宇宙を走らない
こういう言い方をすると語弊があると思いますが、リアルな新幹線は宇宙を走りません。
当たり前だよ！と言われそうですが、そうではないんです。
列車が宇宙を走ることは出来るんです！
ではなぜLeonardo.Aiで新幹線は走らせられないの？となる理由です。
新幹線が描けない
Leonardo.Aiで「train」とプロンプトを入力すると列車は描いてくれます。
車などは車の名称や型式をプロンプトに入れるとかなりの精度で出力します。
Leonardo.Aiはオーストラリアの会社です。
画像生成Aiは学習済みのデータから画像を出力します。
オーストラリアの鉄道であるXTPやオレンジの車両が特徴的なシドニートレインズB型などは生成できます。
では新幹線のぞみはどうかというと 型式は N700S です。
プロンプトを Bullet train N700S で画像を生成すると・・・・
新幹線らしい列車は出てきましたが、鼻の長い日本 のぞみ７00系とは違う画像が出力されます。
仮説ではありますが・・・・・。
日本の新幹線の学習データがないので、のぞみ700系を描けないということになります。
失敗その1：そもそもの被写体が指定できない
地上から中々浮かび上がろうとしない車両
プロンプトを宇宙を走る新幹線という内容でテキスト生成Aiで生成したプロンプトで画像を生成した結果です。
the futuristic appearance of the Shinkansen Nozomi departing from Earth.
和訳：地球から出発する新幹線のぞみの未来的な姿
宇宙の描写がないので地上にいて当たり前です。
プロンプトが間違っています。それでは浮かないです。
失敗その２：プロンプトが間違っている！
作りたい画像の要点を整理して生成する
今回の画像のポイントを整理します。
- 被写体は新幹線（細かい車両の指定は難しい）
新幹線を示すプロンプトは bullte train N700S とする - 宇宙を走っている＝宇宙に浮いていると認識させる
floating in the Space - 通常ありえないシーンであることから合成を試みる
train space hybrid のプロンプトで列車と宇宙を融合させる - 背景は宇宙にする
space background
条件を整理してプロンプトで画像を生成した後に、
出てくる問題についてネガティブプロンプトで打ち消していくという方法をとります。
train space hybrid, urtla detailed bullet train N700S, train floating in the space, veiw from after earth
背景は宇宙になりましたが、線路と地面が残っています。
これをネガティブプロンプト（表現してほしくないプロンプト）で消していきます。
追加するネガティブプロンプト
railroad, ground
まだ線路らしきものや道路のようなものが書かれているのでネガティブプロンプトを調整します。
Leonardo.Aiではプロンプトの強調は出来ないのですが、
同じプロンプトを入れると効果があがるような傾向があります。
修正したネガティブプロンプト
railroad, railroad, road, road, line, ground
大事なことなので２回言いましたという理論です。
宇宙を走る列車の画像が出来上がりました！
新幹線とは全く別の列車のようなものとなりましたが・・・・・・。
新幹線を認識していないので仕方がありません！
ではキチンと認識する列車だったらどうなのか？
気になりますよね？
ではやっていきましょう！
新幹線を別のものに変えてみる
プロンプト train oscar で生成された画像です。
プロンプト bullte train N700S を train oscar に変えて生成したところ・・・・
列車が変わってしましました・・・・
これはかなり想定外です！！
train oscar をurtla detailed train oscarに変えた影響でしょうか。
ただ宇宙を走っている感が増したのは嬉しい限りです！
train oscar を steam locomotive（蒸気機関車）に変えて再度挑戦します。
客車はどうした！！とは言え一歩どころか大きく前進しました。
客車のプロンプトを追加して何度か生成した結果・・・・・。
何度か繰り返しているなかでネックになるのはやはり線路でした。
かっこいいものは別の惑星の上を走っているような絵が出てくるんです。
まあ宇宙を走られるということは難易度が高いということですね。
列車から離れて別の被写体に変えてみようと思います。
Rover MINIに変えてみます。
Rover MINIですが、Leonardo.Aiではかなり高確率でドンピシャな絵を出してくれます。
こちらで試してみます。
１枚目はすんなりMINIが出てきています。
２枚目は・・・・近未来カスタムでしょうか？
宇宙を走らせるプロンプトの基本形
宇宙を走らせるプロンプトのテンプレートを紹介します。
すばりこちらです！
〇〇〇 space hybrid, urtla detailed 〇〇〇, 〇〇〇 floating in the space, veiw from after earth
〇〇〇に宇宙に浮かせたいものを入れてみてください。
〇〇〇, ground
〇〇〇にはプロンプトで生成したときにつられて出てくる被写体を入れます。
複数ある場合には対象の数だけ追加しましょう。
列車＝線路や地上、自動車＝道路や地面がセットで出てきます。
これはもともと列車は自動車は宇宙に浮かないものだからです。
今回でいうとrailroad,roadなどの出てくるものを〇〇〇に入れます。
一回でダメだった場合は繰り返し表記すると消えてくれます。
ネガティブプロンプトの繰り返しは効果がありそうです。
基本のプロンプトとネガティブプロンプトに画風や品質のプロンプトを追加することで他の被写体でも
宇宙を走らせることが出来ます。
私ももう少しプロンプトを研究して色々なものを宇宙に飛び立たせてみたいと思います。
今回のプロンプトの肝はhybridになります。
他にもいろいろ出来るので是非試してみてください。
Hybridのプロンプトで出来ることも紹介していますのでぜひご覧ください。
失敗作ギャラリー おまけ
今回のプロンプトの基本が出来るまでの紆余曲折、右往左往したプロンプトの成果物の一部です。
こちらと同じものはこの記事のプロンプトでは生成されませんので悪しからず・・・・。
では日の目を見ることがなかった車両たちをどうぞ！
列車ならざるモノ・・・・・
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