2023年10月21日、Leonarodo.Aiに新モデルが追加されました。
追加されたモデルは3種類、モデル名にAlchemy V2と補足があります。
モデルを選んだだけでAlchemyを使用したときの効果があるということなんでしょうか。
このあたりも気になるところですよね?
同一プロンプト、同一シードで既存モデルを比較し、新モデルの特徴を調べました。
イラストの品質とプロンプトの反映傾向にも既存モデルと差がありましたので、参考になさってください。
追加された新モデルは3種類
追加されたModelは3種類で共通するものはモデル名に【Alchemy V2】と入っている点です。
追加モデル
Leonardo Diffusion XL
Leonardo Vision XL
AlbedoBase XL
まずは既存のモデルと追加されたモデルの画像を比較していきます。
プロンプト
clay model, bold lines, fine lines, Chibi, kawaii, 1girl, full body, head to toe, Pumpkin, Super dense beauty, Smiling face, Magic hat, Halloween, Magic Dress, black and orange, (simple white background:1.5), Best Quality, hight resolution
ハロウィンが近いのと可愛らしいキャラクターをイメージしてこのようなプロンプトを作りました。
ネンドロイドの質感で、頭を大きくした魔法使いのキャラクターをハロウィン風で作成します。
背景は白い背景で描写するといったイラストです。
従来モデルのDreamShaper V7は背景のプロンプトが反映されていませんが、新モデルは全て背景のプロンプトが反映されています。
新モデルではChibi,kawaiiといったキャラクターをデフォルメするプロンプトが効果的に出ています。
質感についても同じような傾向にあるようです。
Alchemy V2シリーズ(勝手に命名)はよりプロンプトに忠実な描写をするモデルのようです。
Leonardo Diffusion XL
説明:短いプロンプトでも素晴らしい出力が可能。
今回のプロンプトに対して質感が一番よかったモデルです。
Leonardo Vision XL
説明:写実性と撮影性に優れた万能モデル。 プロンプトが長くなると、より良い結果が得られる。
プロンプトのbold lines, fine linesに引っ張られたイラスト風の出力がされました。
長いプロンプトが有効なようなのでプロンプトでの描写を詳細にするといい出力が得られます。
AlbedoBase XL
説明:より CG 芸術的な出力に向かう傾向にある、優れたオールマイティに使用できるモデル。
プロンプトのbold lines, fine linesに引っ張られてネンドロイドのようなテイストがなくなっています。
プロンプトに指示のない帽子やスカートにカボチャを混ぜた唯一のモデルです。
与えられたプロンプトから一ひねり加えてイラストを出力する傾向があるようです。
詳細な描写を加えたプロンプトでの比較
プロンプトを詳細の表現に修正して、画風についてのプロンプトは表現したいものに限定するようにしました。
粘土風の描写が出来ていなかった2つのモデルの変化はどのように変化するのでしょうか。
プロンプト
A model made of glossy clay, 1girl dressed as a wizard,Chibi, kawaii, full body, head to toe, Pumpkin, Super dense beauty, Smiling face, Magic hat, Halloween, black and orange, City street at night with street lights, Best Quality, hight resolution
Dream Shaper v7
従前モデルですが、顔の描写が崩れてきています。
体のバランスも大きくなってしまっていますね。
Leonardo Diffusion XL
出力されたイラストは描写が少し荒れているように見えますが、プロンプト忠実な描写になっています。
Leonardo Vision XL
質感がグッと上がりました。出力されたイラストは模型の雰囲気を感じられるものですね。
AlbedoBase XL
こちらも質感があがっています。
イラスト風からきちんとネンドロイド風になっているのがわかると思います。
Alchemy V2シリーズの特徴まとめ
追加されたモデルを使って出力したイラストに共通するものとして
1.イラストの品質が最初から高い傾向がある
顔が崩れていないものが多く、アップスケールを行わずともそのまま使用できるイラストが出てきていました。
モデル名にAlchemyとあることから、プロンプトを補う処理を行っているのでは?と感じます。
2.プロンプトに忠実なイラストを出力する傾向が高い。
既存のモデルの場合、プロンプトの反映がされなかったりしているものがありました。
追加モデルでは背景が指定のものと異なることがなく出力されていることから、プロンプトの処理が向上しているように感じます。
今までのモデルでうまく出力されなかったものが追加モデルでは出力できるようになっている可能性があるので、追加モデルについての調査を進めていきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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