Leonardo.Ai 基本編3 ポーズのプロンプト

Leonardo.Ai
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こんにちはLeonardo.Aiを無料でどこまで使えるか研究しているAi画像研究員「のぼりき」です。

キャラクターのフレームに対しての大きさやキャラクターの向きはプロンプトで変えることが出来ることは基本編1,2で解説してきました。

今回はキャラクターにポーズをとらせるプロンプトをいくつか紹介していきます。

英単語で表現できるものはほとんど再現できる

よほど複雑なポーズでない限り、英単語で表現できるものは再現できると思います。

ただし、Aiの認識で学習度合いや出力の際のランダム要素で角度などは完璧にイメージ通りにするには難しいです。

よりイメージに近いポーズで出力するためにはAI CanvasのControlNetを使用するのがいいでしょう。

AiArtの魅力の一つに既知のイメージを超えたものを生成することがあります。

既知のイメージから生成されるものは新たなインスピレーションや気づきは与えてくれないでしょう。

我々の想像もつかない画を生み出すことこそがAIartの魅力なのです。

この記事はこんな人にオススメ
  • ポーズのプロンプトを入れても思った通りの画像が出ない。
  • 変なポーズになってしまう原因を知りたい。
  • ポーズのプロンプトの使い方を知りたい。

この記事を読むとLeonardo.Aiにおけるポーズのプロンプトの使い方がわかります。

必ずしも同じ結果となるとは限らない

ポーズのプロンプトはシンプルなプロンプトになっています。詳細な描写を追加することも可能ですが複雑なプロンプトはAiが勘違いすることも多々あります。

そのような特徴を持っているため、腕に対して同じポーズを指定したとしても、角度がイメージと異なることがあります。

ポーズを指定するプロンプト

これから紹介するプロンプトですが、記載場所によっては全く違う解釈をすることがあります。

基本的にはポーズをとらせたい被写体のプロンプトの後ろに記載します。

効果が薄いときには被写体のプロンプトの前に記載します。

また単体で指定したいときは 〇〇〇 of 被写体のプロンプト と記載する方法もあります。

出力された画に対して修正してみてください。

Put index finger on mouth / 唇に指をおく

日本では内緒だよ、とか静かにして欲しいときに使うジェスチャーです。

プロンプト
  1. masterpiece, ultra detailed a beautiful Lucifer, put index finger on mouth, hyper-realistice, background
  2. masterpiece, put index finger on mouth, ultra detailed a beautiful Lucifer, hyper-realistice, background
  3. put index finger on mouth, masterpiece, ultra detailed a beautiful Lucifer, hyper-realistice, background

プロンプト1

指を唇にあてる

プロンプト2

ほほに指をあてる

プロンプト3

まったく違うもの

最初から非常にいい画像が出てます。プロンプト3は何なのでしょうか?

このように配置する場所でプロンプトの影響度合いが異なります

finger pointing / 指をさす

こちらは指差しのポーズです。

これもどこを指すかというものと指す方向など様々考えられるのでランダム要素が大きくなります。

プロンプト
  1. masterpiece, finger pointing, ultra detailed a beautiful Lucifer, hyper-realistice, background
  2. masterpiece,ultra detailed a beautiful Lucifer, finger pointing, hyper-realistice, background

プロンプト1

手を差し伸べている

プロンプト2

指を広げている

それらしいポーズにはなりましたが、やはりかなり異なります。

もう少し具体的なプロンプトを追加したほうがいいと思います。

thumbs up / 親指を立てる

いわゆる「いいね!」のジェスチャーです。

ここからはプロンプトは省略して画像をアップします。

claw pose / 威嚇のポーズ

両手を広げて爪を相手に向けるポーズです。ガォーのポーズと言われています。

爪のポーズ

paw pose / 猫のポーズ

大元の「Paw pose」とは、犬や猫などの動物が前足を揃えて座ったポーズのことを指します。

人間がこの様子を真似してポーズをとる際にこのようなポーズとなったようです。

にゃーのポーズ

猫耳?みたいなものがついている気がしますが、角だと信じましょう。

peace fingers / ピースサイン

このジェスチャーは平和や反戦を示すボディランゲージ。

日本では、微笑みながら顔の近くでV字を外に向かって作り、楽しさや親愛の情を意味します。

Leonardo.Aiでは少し苦手としているようです。

複雑な描写を求められるまたは苦手なプロンプトが出てきた場合は表情などが崩れる傾向があります。

プロンプトを右手に限定してプロンプトを直したりすることで綺麗にすることはできます。

hand on hip / 腰に手をあてる

「腰に手を当てる」ポーズには、「威嚇」や「拒絶」「敵意」「自己主張」などの意味があります。

腰にあてる

hands together / 手をあわせる

神社の参拝のときやお寺、お墓に参るとき誰もがする合掌(祈り)のポーズ。

手を合わせる

elbows on table, face palm / 頬杖をつく

テーブルに肘をおいて腕で顔を支えます。腕が杖になっているような様から頬杖と表現されます。

頬杖をつく

salute / 敬礼

軍隊や警察などで使われる尊敬の印として行われる手の動きやジェスチャーを指します。

これがなかなか曲者でしてうまく出力できなかったポーズでもあります。

  1. 右手で敬礼しているように見えますが、実は左手が顔まで上がっています。
    これでは武術の構えのようです。敬意ではなく敵意を感じます。
  2. 一見すると手が顔の前まで上がってきていますが、髪の中に隠れているようにも見えます。
    髪・・・・かきあげようとしてますか?
  3. 顔の横に手があります。敬礼のポーズではありません。
    しかも腕は別にあります。その手はどこから出てきたんですか?
  4. 一見敬礼しています。ですが右腕は机に手をついていて机に寄りかかっているようにも見えます。
    敬意払ってますか?

かなりAiの解釈の範囲が広いようで別のテイストを加えています。

crossed arms / 腕を組む

日本では「考え中」のポーズとされることが多いのですが、欧米では「私は警戒しています」というジェスチャーになります。

腕組みをする

reach out / 手を伸ばす

 何かをつかもうとして腕を伸ばすことで「手を伸ばす」を意味します。

reach が動詞なので現在進行形のingを追加することもあります。

これもうまく効いてくれませんでした。1枚目と2枚目は外に逃げ出そうとしてるように見えます。

3枚目のプロンプトは reach out of 被写体 に変更したところそれらしいものになりました。

arm up / 腕を上げる

片腕を上げるプロンプトです。こちらは上げる範囲など指定しないとバラバラな角度で出力されます。

左は腕を上げていますが、上がっていない腕もあります。腕が3つ!!!

右は綺麗に腕を上げてます。腕が振り下ろされたら後ろの炎が向かってきそうですね。

arms up / 両腕を上げる

両腕を上げるプロンプトです。こちらは上げる範囲など指定しないとバラバラな角度で出力されます。

控え目に両腕を上げています。一番右はプロンプトを追加しています。 

raise both arms up : 真上に両腕を上げる。

アングルと組み合わせて出力する。

両腕を上げた状態を横のアングルから見た場合にどのようになるのか。

綺麗にプロンプトをすみ分けて出力してくれたら大成功なのですが。。。。

イメージ通りにはなりませんでした。

腕を真上に上げるプロンプトは弱まり横から見たものも再現されたりされなかったりしています。

踊っているような躍動感が出ているように見えます。(副産物です)

まとめ

今回はポーズのプロンプトとポーズによって画像にどのくらい影響するかを見ました。

イメージ通りの画像を出力するためには次の要素が必要になります。

ポイント

  • ポーズは具体的な指示を追加する 例)腕:右腕、左腕 指:親指、人差し指など
  • プロンプトの記載場所によっても効果が異なる(前のほうのプロンプトが優先される)

Leonardo.AiではPrompt generationがあるのでプロンプトをゼロから作らずとも高品質な画像を作ることができます。

便利な機能ですが、思った画像が出ないときに何度もプロンプトを大きく直したり、複数枚を生成して狙った画像が出るまで待つということも多々あります。

プロンプトの知識やLeonardo.Aiを深く理解することでよりイメージ通りの画像を生成することが出来るようになります。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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